累計2000万部超えの人気漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』の作者で知られる漫画家・まつもと泉(いずみ)さんが61歳の若さで死去されました。
ネット上に寄せられる悲しみの声や、まつもと泉さんの代表作『きまぐれオレンジ☆ロード』とはどんな物語りなのかなどご紹介します。
まんが家・まつもと泉さん61歳で死去!病名は『脳脊髄液減少症』という難病
1980年代に「週刊少年ジャンプ」に連載された人気マンガ「きまぐれオレンジ☆ロード」などを手がけた漫画家・まつもと泉さんが10月6日に亡くなっていたことが13日、分かった。61歳。公式サイト「WAVE STUDIO」が明かした。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/826be2cab6360fb8210724f9e849d9e7c28e714d
漫画家のまつもと泉さん死去 「きまぐれオレンジ☆ロード」作者https://t.co/G79yf6LmHF
昭和59年から連載が始まった「きまぐれオレンジ☆ロード」はアニメ化され大ヒットした。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 13, 2020
代表作の『きまぐれオレンジ☆ロード』をはじめ、数多くの作品を残す漫画家・まつもと泉さんがお亡くなりました。
公式サイトによれば、まつもとさんは近年『脳脊髄液減少症』という難病を患っていたとのことです。
脳と脊髄の周りを満たす髄液が少なくなる病気で、『不定愁訴』(頭痛、めまい、首の痛み、耳鳴り、視力低下、全身倦怠感など)と呼ばれる症状に苦しんでいたそうです。
なお、葬儀・告別式は近親者のみで済ませたと発表があり、『お別れ会』や『しのぶ会』の予定はないとのことです。
まつもと泉さんの訃報に数多くの悲しみの声が寄せられていますのでご紹介します。
まつもと泉先生お亡くなりになられていたとは・・・ショック。
夢のような80’s
このときめきは・・・・・・忘れない。 pic.twitter.com/Ox4uLghkJG— 山西 元 (@HajimeYamanishi) October 12, 2020
な、、、まつもと泉先生、、
そんな、、青春の一ページは確実に先生の作品でした。今日は偲んで『きまぐれオレンジ☆ロード』拝読します。心より御冥福をお祈り致します。https://t.co/7lSGSIam0r— 久保 亨 (@kubotoru_chrono) October 12, 2020
優柔不断な自分は、春日恭介に親近感を…
あの麦わら帽子
Like or Love?
限りなく……6年前かな、タイムリープの話が1番印象的です
想い出の樹の下だったかな理想の女の子は……
鮎川まどか‼️
青春時代の良い想い出です
🎶鏡の中のアクトレス~ pic.twitter.com/r3kmuh8uBs
— KAZU.I (@kazu104tagmail1) October 13, 2020
まつもと泉先生、改めて見ると本当に寡作だな
21世紀に入ってからは体調不良で作家活動がほぼ停止していたとはいえ、それでもこの影響力。
すごい人だった。— アオイ模型 (@aoi_mokei) October 12, 2020
80年代の漫画界に斬新な作風を吹き込み、多大な影響を与えたと言われているまつもと泉さん。
まんが家仲間の方からも悲しみ声が寄せられています。
まつもと泉先生、本当だったのか、、 https://t.co/cAXkfMTdR3
— 江口寿史 (@Eguchinn) October 12, 2020
まつもと先生が遺された作品は現在でも輝きを失っていません、それは先生が必死に作品に向き合ったからだと思っています。
きまぐれオレンジロードを読みながら当時のことや先生のことを思い出してみようと思います。— 岡崎武士 C97新刊他委託中 (@hapoi) October 12, 2020
まつもと泉先生のご冥福をお祈りいたします。https://t.co/Ct1BlaoTU4
まつもと先生の絵柄はまさに私の原点(特に輪郭や瞳の縦横比)で、ネーム構成にも大きな影響を受けました。対談でやはり「いのまたむつみ系列」と判明。当時のアニメとマンガの美しい融合体と思います。https://t.co/9dSt99usGv— 赤松 健 (@KenAkamatsu) October 13, 2020
また、国内だけでなく、外国人の方にも強い衝撃が走っています。
今月の6日、きまぐれオレンジロードの漫画家、まつもと泉先生が亡くなりました。
私たちイタリア人にとって、この漫画は特別なんです。
初めてイタリアで出版されたラブコメディーで、とても愛される。
私も子供の頃から大ファンです。
色々な思いでありがとうございます!
ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/Msmyv7GpqF— Dario Rotelli (@dario_rotelli) October 12, 2020
まつもと泉先生、チリからありがとうございます. 私はチリ人ですけどきまぐれオレンジ☆ロードは私を80年代に日本に旅行させました. この漫画とアニメは私のオタク生活の中で非常に重要な思い出です. ご冥福をお祈りいたします pic.twitter.com/5oVmNGQMcj
— Hayama Akito (@TheBurpMan) October 12, 2020
’80~’90年代に青春期を過ごした世代の方には、思い入れの強い作品の一つと言われています。
また、それ以降の世代でも影響を受けた方がたくさんいて、いまなおコミックや電子書籍で人気作品のようです。
まんが家・まつもと泉 死去!代表作『きまぐれ☆オレンジロード』とは?
▼アニメ版のオープニング
まつもと泉さんの代表作『きまぐれオレンジ☆ロード』は、1984年から1987年まで全156話に渡って『週刊少年ジャンプ』で連載されました。
コミックは全18巻あり、愛蔵版や文庫版などシリーズの累計発行部数は2000万部を突破している伝説的な作品です。
また、テレビアニメ版は1987年4月~88年3月まで、日本テレビ系列で放送され高視聴率を記録しました。
▼アニメ版・主人公役の声優・古谷徹さんのコメント
まつもと泉先生がお亡くなりになっていたとはショックです。ご病気が悪化していた事も知らなかった。『きまぐれオレンジロード』という素晴らしい作品を生み出してくださった事に改めて感謝すると共に、心からご冥福をお祈り致します。 https://t.co/qFukVFdHLT
— 古谷 徹 Toru Furuya (@torushome) October 13, 2020
今なお熱狂的なファンがたくさんいらっしゃいます。
人気ナンバー1キャラクターは、80年代ツンデレキャラの元祖と呼ばれる『鮎川(あゆかわ)まどか』です。
朝早く起きたら「きまぐれオレンジロード」の作者、まつもと泉先生が亡くなったというニュースを見る。
鮎川まどか。
我々の世代、恐らくジャンプ史上最高のヒロイン。R.I.P pic.twitter.com/Ojev9EW84o
— takafumi (@takaohe) October 12, 2020
まつもと泉死去とは…病気患ってたのは知ってたけどショックだ
93年のジャンプ25周年イベントのパンフに乗ってた画像の鮎川に惚れて小遣い貯めて漫画全巻買った10歳の夏、その年の夏休みにアニメの再放送やってて更にハマった俺の青春。鶴ひろみももういない。 pic.twitter.com/A75n8kgzwF— 麦飯店 (@mugihanten) October 13, 2020
『きまぐれオレンジ☆ロード』の物語りとは?
物語りは、超能力者で優柔不断なの主人公・春日恭介が、不良少女の鮎川まどかに一目ぼれすることから始まります。
一方で、まどかの後輩の樋山ひかるが恭介に一目ぼれ。
この三者の三角関係が、コミカルに切なく描かれるラブコメディーです。
恭介が超能力者だという設定は回を追うごとにおざなりになり、三人の心模様が中心に話が進んでいきました。
『週刊少年ジャンプ』に掲載された同作は、それまでのジャンプ作品から異質と呼ばれようなビジュアルでした。
当時はまだ珍しかったカラースクリーントーンを多用したデザイン性の高いカラーページは、瞬く間に注目を集め、人気作品となりました。
まつもと泉先生のシティポップなタッチが大好き。
前にアニメと劇場版を前に見たばかりだった。
また全話観返したい。
夏の蜃気楼(ミラージュ)
鏡の中のアクトレス。
たくさん聴こう。 pic.twitter.com/xM7CZsoyLU— しぶとい月紫アツシたん☪tukimura (@atsunya0925) October 13, 2020
まつもと泉先生の漫画は革命的だった。
デザインワークやトーン技術を含む、そのポップな絵柄は以後の作家へ多大な影響を与え、ジャンプ史上では江口寿史先生以降で一番重要な変化のひとつだと思う。
そのエッセンスは現在の作家さんの中にも確実に生きている。#まつもと泉https://t.co/dRb7HF5MpP— ぶ〜すか (@yubiwrestling) October 12, 2020
これらのタッチは、後のマンガ家たちに多くの影響を与えたと言われています。
まんが家・まつもと泉さん61歳で死去!2000万部越え『きまぐれ☆オレンジロード』 とは?|まとめ
61歳の若さでお亡くなりなった、まんが家・まつもと泉さん。
累計2000万部越えの代表作『きまぐれ☆オレンジロード』をはじめ多くの作品を発表してきたまつもと泉さんは、 仕事復帰への意欲に燃えて闘病を続けていました。
まつもとさんのご冥福を謹んでお祈りいたします。