まんが家・まつもと泉さん61歳で死去!2000万部越えの『きまぐれ☆オレンジロード』 とは?

累計2000万部超えの人気漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』の作者で知られる漫画家・まつもと泉(いずみ)さんが61歳の若さで死去されました。

ネット上に寄せられる悲しみの声や、まつもと泉さんの代表作『きまぐれオレンジ☆ロード』とはどんな物語りなのかなどご紹介します。

まんが家・まつもと泉さん61歳で死去!病名は『脳脊髄液減少症』という難病

1980年代に「週刊少年ジャンプ」に連載された人気マンガ「きまぐれオレンジ☆ロード」などを手がけた漫画家・まつもと泉さんが10月6日に亡くなっていたことが13日、分かった。61歳。公式サイト「WAVE STUDIO」が明かした。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/826be2cab6360fb8210724f9e849d9e7c28e714d

 

代表作の『きまぐれオレンジ☆ロード』をはじめ、数多くの作品を残す漫画家・まつもと泉さんがお亡くなりました。

公式サイトによれば、まつもとさんは近年『脳脊髄液減少症』という難病を患っていたとのことです。

脳と脊髄の周りを満たす髄液が少なくなる病気で、『不定愁訴』(頭痛、めまい、首の痛み、耳鳴り、視力低下、全身倦怠感など)と呼ばれる症状に苦しんでいたそうです。

なお、葬儀・告別式は近親者のみで済ませたと発表があり、『お別れ会』や『しのぶ会』の予定はないとのことです。

まつもと泉さんの訃報に数多くの悲しみの声が寄せられていますのでご紹介します。

80年代の漫画界に斬新な作風を吹き込み、多大な影響を与えたと言われているまつもと泉さん。

まんが家仲間の方からも悲しみ声が寄せられています。

また、国内だけでなく、外国人の方にも強い衝撃が走っています。

’80~’90年代に青春期を過ごした世代の方には、思い入れの強い作品の一つと言われています。

また、それ以降の世代でも影響を受けた方がたくさんいて、いまなおコミックや電子書籍で人気作品のようです。

まんが家・まつもと泉 死去!代表作『きまぐれ☆オレンジロード』とは?

▼アニメ版のオープニング


まつもと泉さんの代表作『きまぐれオレンジ☆ロード』は、1984年から1987年まで全156話に渡って『週刊少年ジャンプ』で連載されました。

コミックは全18巻あり、愛蔵版や文庫版などシリーズの累計発行部数は2000万部を突破している伝説的な作品です。

また、テレビアニメ版は1987年4月~88年3月まで、日本テレビ系列で放送され高視聴率を記録しました。

▼アニメ版・主人公役の声優・古谷徹さんのコメント


今なお熱狂的なファンがたくさんいらっしゃいます。

人気ナンバー1キャラクターは、80年代ツンデレキャラの元祖と呼ばれる『鮎川(あゆかわ)まどか』です。

『きまぐれオレンジ☆ロード』の物語りとは?

物語りは、超能力者で優柔不断なの主人公・春日恭介が、不良少女の鮎川まどかに一目ぼれすることから始まります。

一方で、まどかの後輩の樋山ひかるが恭介に一目ぼれ。

この三者の三角関係が、コミカルに切なく描かれるラブコメディーです。

恭介が超能力者だという設定は回を追うごとにおざなりになり、三人の心模様が中心に話が進んでいきました。

『週刊少年ジャンプ』に掲載された同作は、それまでのジャンプ作品から異質と呼ばれようなビジュアルでした。

当時はまだ珍しかったカラースクリーントーンを多用したデザイン性の高いカラーページは、瞬く間に注目を集め、人気作品となりました。

これらのタッチは、後のマンガ家たちに多くの影響を与えたと言われています。

まんが家・まつもと泉さん61歳で死去!2000万部越え『きまぐれ☆オレンジロード』 とは?|まとめ

61歳の若さでお亡くなりなった、まんが家・まつもと泉さん。

累計2000万部越えの代表作『きまぐれ☆オレンジロード』をはじめ多くの作品を発表してきたまつもと泉さんは、 仕事復帰への意欲に燃えて闘病を続けていました。

まつもとさんのご冥福を謹んでお祈りいたします。